おからの効能
おからと言うと豆腐を作った後のカス、
食物繊維が豊富な分ボソボソして
食べづらいなどのマイナスイメージを
持つ人も多い事でしょう。しかし
実際には糖質やカロリーが少ない上に、
大豆タンパクをはじめとする美容成分
を沢山含むスーパーフードの一つです。
おからの基本情報
①豆腐を作る際に、大豆を粉砕して
水で煮た後に豆乳を絞る工程が
あります。ここで残った、
絞りカスの部分がおからです。
②植物のウノハナに似ている事から
『卯の花』、雪のように見える
事から『雪花奈(きらず)』
とも呼ばれています。
③タンパク質や不飽和脂肪酸、
食物繊維などの栄養成分が
豊富に残されています。
おからの健康・美容効果
・ダイエット効果・
おからには大豆に由来する、
ダイエットをサポートする様々な
栄養素が残存しています。レシチンは、
脂肪分解、代謝の促進を促すリン脂質の
一種です。配糖体の一つである、
大豆サポニンは脂肪や糖の吸収を抑えて
体内に蓄積するのを防ぎます。
コリンは基礎代謝を上げて太りづらい
身体にしたり、血中コレステロールや、
中性脂肪を減らす働きのある、
大豆タンパクの構成要素の一つです。
おからは100gあたり111kcalと
低カロリーで、ボリュームもあって
腹持ちも良い上、糖質が少ないので
血糖値を上げません。血糖値を
上げないという事は、糖が脂肪に
変換して蓄積する作用を抑えられる
という事になります。
・整腸効果・
おからは重量にして40~50%が
食物繊維で出来ています。これは、
ごぼうの含有量の二倍の量です。
食物繊維は水分を含んで膨張する為、
少量でも満腹感が得られます。また、
腸の働きを整えるので、便秘の改善
にも効果的です。更に、老廃物や、
毒素、余分な脂肪を排出させる
働きがあり、デトックス効果を
得る事が出来ます。おからに
含まれるオリゴ糖も、善玉菌である
ビフィズス菌などの餌となる為、
腸内環境を改善します。
・美肌効果・
大豆イソフラボンはエストロゲンの
ような働きをして、肌にハリと弾力を
与えます。また、更年期障害を軽減
させる働きがあります。
豆腐より多く含まれるビタミンEは、
その抗酸化作用でシミ、しわ、
たるみなどの肌の老化を抑えます。
おからの美味しい食べ方
・生のおから・
たっぷりの野菜と出汁、調味料を
炊き合わせれば、ヘルシーで、
ご飯にもよく合う卯の花の煮物が
出来上がります。炒めたりしても
美味しくなります。また、つくねや
ハンバーグに混ぜれば、かさ増し
出来てカロリーも抑えられるので、
ヘルシーです。この場合、おからを
良く絞って、水切りして使うと
良いでしょう。ダイエット中でも、
ボリュームのある料理が食べたい時に
重宝します。更に、ホットッケーキや、
パウンドケーキ、クッキーなどの、
小麦粉に混ぜて、ダイエット中の
糖質制限に利用する事が出来ます。
・パウダータイプのおから・
乾燥させてサラサラの粉末状にした
おからパウダーは生の物よりも
長期間保存出来る点が便利です。
また、パウダーなのでどんな料理にも
利用しやすいという利点があります。
米に混ぜて炊いたり、強力粉に混ぜて
パンを焼いたり、ポテトサラダに
混ぜたりする事が出来ます。
おからにはこの他にも多種多様な
効能を示すビタミン、ミネラルが
豊富に含まれています。目立った
栄養素としては、基礎代謝や、
新陳代謝を良くし、細胞を健やか
に保ち、疲労を回復させる、
ビタミンB1、B2、グルタミン酸、
アスパラギン酸などが挙げられます。
こうした、栄養バランスの良さから
優れたダイエット食としても
重宝するスーパーフードです☆☆☆
スーパーフード恐るべし健康と美容効果
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