枝豆の効果
おつまみの定番の枝豆は、
良質なタンパク質を豊富に含み、
低脂肪、そして低カロリーの
スーパーフードです。大豆の持つ
栄養価に加えて、緑黄色野菜として
カロテンをはじめとするビタミン、
ミネラルを豊富に含むのが特徴です。
枝豆の基本情報
①中国東北部原産、マメ科
ダイズ属大豆の未成熟の種子です。
②未成熟のうちに収穫する
枝豆向けの品種と、成熟後に収穫
する大豆向けの品種で異なります。
③枝豆は栄養学的には緑黄色野菜に
分類されます。大豆が豆類に分類
されるのに対して、緑黄色野菜に
分類される理由は、カロテンを豊富に
(100g当たり600μg以上)
含むためです。
④大豆の中で枝豆向けの品種に
限っても、だだちゃ豆、黒埼ちゃ豆
など400品種以上存在しています。
⑤枝豆を食べる習慣は古く、
奈良時代~平安時代から
始まっています。
枝豆の健康・美容効果
・二日酔いの予防・
大豆タンパクを構成するアミノ酸の
一種、メチオニンには、ビタミンB1や、
ビタミンCと共にアルコールを
分解する働きがあります。
お酒とおつまみの枝豆というのは、
悪酔いを防いだり、肝臓を保護
する為にも良い組み合わせなのです。
・デトックス効果・
大豆には100g当たり4.8gもの
食物繊維が含まれています。
食物繊維には腸の働きを整えて
便秘を改善する働きや、脂肪や毒素、
老廃物などを吸着して排出する
デトックス効果があります。
・疲労回復・美肌効果・
一般的な野菜には少ない、
ビタミンB群を多く含んでいます。
ビタミンB1は糖質をエネルギーに
変える働きをします。糖質を
スムーズに分解、代謝して、疲労感を
改善するビタミンです。ビタミンB2は
脂質の代謝を促し、脂肪の蓄積を
防ぎます。ダイエットに役立つ
ビタミンです。ビタミンB6は
タンパク質の代謝を促進し、皮膚や
粘膜、髪、爪を美しく保ちます。
美容に最も貢献するビタミンです。
・美白・夏バテ解消効果・
大豆だと失われているビタミンAや
ビタミンCも豊富に含まれています。
これらのビタミンも肌の新陳代謝を
活発にしたり、紫外線により出来た
メラニン色素が沈着する事を
防ぎます。美肌作りには欠かせない
ビタミンです。更に、大量に含ま
れるカリウムには夏バテを予防し
回復させる効果があります。これは、
カリウムが汗によって失われ、
体内で不足する事で起こる、
低カリウム血症を改善する為です。
・むくみの予防・
枝豆に豊富に含まれるカリウムには
塩分や余分な水分を排出してむくみを
防ぎ、改善する働きがあります。
・ダイエット効果・
食物繊維の他にも、枝豆には
ダイエットに効果的な成分が多く
含まれています。大豆タンパクを
構成するアミノ酸のコリンや、
リン脂質のレシチンは脂質の代謝を
促進する成分です。配糖体のサポニンは
腸で吸収された糖が脂肪と合体する事
を防ぎます。これらの栄養素が、
総合的に、体内の脂肪蓄積を防ぎます。
枝豆の美味しい食べ方
・美味しい茹で方・
枝豆の両端をハサミで切り落とし、
良く塩もみして産毛を落としてから
塩ゆですると、中に塩分が染み込み、
色鮮やかに茹で上がります。
茹でる時の塩の量はお湯1Lに対して
40gが目安です。茹で上がったら
更に団扇などであおいで粗熱を取ると
変色せずに綺麗な緑色を保てます。
・焼き枝豆・
硬めに茹でた枝豆をオリーブオイルで
焦げ目が付くまで炒め、塩コショウ
などで味を整えます。塩茹でした
枝豆とは違った味わいを楽しめます。
ごま油と中華ダシでアレンジしても
美味しく食べることが出来ます。
・枝豆の浅漬け・
市販の浅漬のもとや、酢とハーブに
漬けてもとても良く合います。
枝豆には更に、貧血を予防する
鉄分・葉酸や、骨を丈夫にしたり、
イライラを改善するカルシウム、
血圧を正常にしたり、精神を安定
させるマグネシウムも多く含んで
います。このような栄養価の高さや
食べやすさから近年では海外でも
注目のスーパーフードとして
人気を集めています☆☆☆
スーパーフード恐るべし効果と美容効果
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