スピルリナの効果と食べ方

スピルリナというと名前は、
聞いた事があっても、あまりピンと
来ない方も多いことでしょう。
スピルリナは藍藻類という海の恵みです。

そのコンパクトな形状には思いも
よらない程のタンパク質やビタミン、
ミネラルなどを豊富にバランス良く
含んでいる事が特徴です。

スーパーフードの中でも特に
トップクラスの栄養価になります。

①藍藻網ユレモ目の単細胞微細藻類で、
幅５~８μm、長さ３００~５００μmの
微生物。らせん形をした
ユニークな体型が特徴です。

②３５億年前に誕生した
地球上最古の生物です。

③九州の一部の地方に自生する、
水前寺海苔と同じ藍藻類の仲間です。

④熱帯、亜熱帯地域のアフリカや
中南米に多く生息しています。

⑤１９２７年ドイツの藻類学者の
トウルピン博士により、スピルリナの
優れた栄養価が食糧問題に寄与する
として、世界に紹介されました。

⑥スピルリナは６５％が良質な
タンパク質で出来ています。

・多価不飽和脂肪酸
ガンマリノレン酸の抗炎症作用・

スピルリナには、体内では生成出来ない
必須脂肪酸を多く含んでいます。
中でも多価不飽和脂肪酸の
ガンマリノレン酸は、

血糖値やコレステロール値、
血圧を下げる効果があります。また、
中性脂肪の増加を抑え、
善玉コレステロールを維持します。

・カロテンの抗酸化作用・

体内に発生したフリーラジカル
（活性酸素）を取り除く働きがあり、
動脈硬化やガンなど活性酸素との
因果関係が強い病気を防ぎます。

・ビタミンAによる美肌効果・

スピルリナに含まれるベータカロテンは、
一部が体内でビタミンAに変換されます。
また、肌の新陳代謝を高め、
保湿する働きがあります。

・ベータクリプトキサンチン
　　による美肌効果・

ベータクリプトキサンチンは、
肌の保湿を維持するのに必要な
ヒアルロン酸の合成酵素を
活性化させます。また、水分を保持
する器官のアクアポリンの
発生を促す効果があります。

・核酸による代謝の活性化・

細胞に含まれるDNA（デオキシリボ核酸）
とRNA（リボ核酸）は、加齢に伴い、
その合成能力が衰えるので、食品から
取る必要があります。

核酸は新陳代謝を上げて、老化を
遅らせたり、細胞を活性化させて
動脈硬化や痴ほうを防いだり、
壊れた遺伝子を修復する働きをします。

スピルリナは錠剤のサプリメントとして
服用出来るタイプと、パウダー状の
スーパーフードとして料理やお菓子
などに利用できるタイプがあります。

藻類なので味は海苔のようで、
磯の香りがします。香りのあるタイプや
甘みのあるタイプなど、
種類が豊富にあります。

パウダーなら一日３~５ｇを水に
溶かしたり、スムージーとして
飲んだり、料理やお菓子に混ぜて
摂取するのも良いでしょう。

ダイエット中の場合は食事前に、
二日酔いの場合はお酒を飲んだ後や
就寝前に、飲み物としてパウダーで
摂取するのが効果的です。

スピルリナパウダーを使ったレシピ

・スピルリナ入りの食パン・

食パンを焼くときに、強力粉に
混ぜて作ります。焼き上がりは
スピルリナの濃い緑になり、
キレイな仕上がりになります。

・スピルリナスムージー・

バナナやキウイなどお好きなフルーツに
レモンやヨーグルト、豆乳などを合わせ、
スピルリナパウダーを加えミキサー
にかけます。スピルリナパウダーは
少量から始めて味を見ながら
調節すると良いでしょう。

スーパーフードの恐るべし健康と美容効果