キヌアとは
お米売り場でもよく見かける
キヌアですが、タンパク質、鉄、
食物繊維などの栄養素が米や、
小麦に比べて多く、糖質は少ない
点が特徴です。また他の雑穀のように
お米と一緒に混ぜて炊けば
簡単に調理が出来ます。
キヌアの基本情報
①アンデス山脈一帯が原産地で、
3~4千年頃から栽培が始まりました。
②その形状から雑穀として
扱われる事も多いですが、
ヒユ科アカザ属の植物です。
③インカ帝国ではトウモロコシ同様に
貴重な作物として見なされ、
「穀物の母」と呼ばれていました。
④2013年は国連が「国際キヌア年」
として定めた年でした。キヌアの持つ
生態学的地位や栄養価などを利用して、
食糧問題を解決する為のキャンペーン
が大々的に行われました。
⑤グルテンフリー、アレルギーフリー
であるため、ダイエット中の人や、
穀物アレルギーの人の
代替食物になります。
キヌアのダイエット効果
・ケンフェロールの効果・
細胞内で脂肪燃焼を促進させる
ケンフェロールが、肥満を予防、
改善します。さらに、免疫力を高め
血管を強化する作用があることから、
動脈硬化や高脂血症などの、
生活習慣病を防ぐ働きもあります。
・低GIの効果・
GIとは、食品を摂取した後の血糖値の
上がり具合を示す指標です。血糖値の
上昇が低い食品、つまり低GI食品は、
血糖値を下げるホルモンである、
インシュリン分泌量を抑えます。
その結果、脂肪の蓄積を減らすことが
出来ます。低GIダイエットというものが
ありますが、これは低GI食品を選んで
食べる事により、体脂肪の増加を防ぐ
比較的楽に続けられるダイエット方です。
キヌアの健康促進効果
・ケルセチンの作用・
血中の抗酸化力を高め、血液の流れを
良くして血管を保護するケルセチンが、
コレステロールの上昇を防ぎ、
高血圧や動脈硬化を予防します。
・ビタミンE・サポニン・
ビタミンEやサポニンもケルセチンと
同様に血行をスムーズにして、
血流由来の病気を防ぐ効果があります。
また、血流が良くなると冷え性や、
腰痛の改善にも効果があります。
・フェトエストロゲン・
女性ホルモンと似た働きをする、
植物性ホルモンのフェトエストロゲンが
更年期障害や骨粗鬆症を予防し、
肌の弾力や滑らかさを維持します。
キヌアには他にもホルモンバランスを
整えるビタミンB2・B6・亜鉛など豊富に
含みます。また、良質なタンパク質
である事の指標となるアミノ酸スコア
が高い事も特筆すべき点です。
キヌアの美味しい食べ方
白米に混ぜたり、炊き込みご飯に利用
する他、茹でたキヌアを炒め物や、
サラダに混ぜても美味しく食べることが
出来ます。さらに、小麦粉に混ぜて
クッキーやケーキに入れても好相性です。
味は淡白で、つぶつぶした食感が
特徴です。美味しくキヌアを食べる
レシピを紹介していきます。
・キヌアのサラダ・
サラダに使う場合は、12時間以上
浸水してアク抜きすると美味しく
食べる事が出来ます。ザルで水気を切り、
軽く水洗いしたらキヌアが、
かぶるぐらいの水で10分から15分、
中火で時々かき混ぜながらフライパンで
炊きます。ふっくらやわらかくなったら
粗熱を取り、割いた蒸し鶏やきゅうり、
パプリカなどを彩りよく混ぜて、
ドレッシングで和えます。キヌア特有の
食感を活かしたサラダです。
・手羽先とキヌアのスープ・
手羽先とお好みの野菜と、炊いた
キヌアを水から煮るだけの、
お手軽スープです。手羽先の出汁が
良くでるので塩だけでも十分美味しく
食べることが出来ます。
ダイエット中なら、これ一品で
栄養バランスが十分に摂れます。
・キヌアごはん・
米二号に対して、キヌア大さじ1、
水大さじ2加え、炊飯器で炊くだけの
シンプルな使用法です。慣れてきたら、
キヌアの量を増やしても良いでしょう。
その場合水をキヌアの倍量追加します。
・ジャーマンポテト・
ベーコンとスライスしたジャガイモ、
玉ねぎを炒めて作るジャーマンポテト
にも、キヌアは良く合います。
ベーコンの旨味がキヌアに染みて
とても美味しくなります。
このようにキヌアは健康や美容に
総合的に寄与する食品
「21世紀の地球上の生き物の
主要食」と称される程栄養が
豊富なんですね。
毎日浸水するのが面倒なら、
白米と一緒に炊くだけで簡単に
摂取出来ます。独特な香りが
気になる方は、炊き込みご飯や
比較的味の濃い料理と一緒に
入れると良いでしょう☆☆
スーパーフードの恐るべし健康と美容効果
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