カカオニブとは
カカオはポリフェノールやテオブロミン
食物繊維などの栄養素が沢山詰まった
スーパーフードです。中でもカカオ
パウダーにする前段階のカカオニブは、
スナック感覚で食べられて、豊富な
栄養素を取り入れられるのが魅力です。
カカオニブの基本情報
①カカオニブは中南米の熱帯雨林原産の
カカオ属アオイ科の被子植物です。
②カカオニブはカカオボットと言われる
果実の中にある種(カカオ豆)を醗酵、
乾燥、焙煎、粉砕し、硬い殻や皮などを
取り除いて得られる胚乳部分の事です。
胚乳部分を更に細かく砕いて、
チップ状にした物が流通しています。
③カカオには大きく分けて3つの
品種があります。果実が黄色で、
苦味が強いフォラステロ種、
果実が赤や黄色で、
苦味が少ないクリオロ種、
フォラステロ種とクリオロ種を
交配したハイブリット種の
トリニタリオ種です。特にマイルドな
味わいがパティシエには好まれる、
クリオロ種のカカオニブは高級品です。
カカオニブの効果
・ポリフェノール・
カカオに含まれる抗酸化物質の
ポリフェノールは、インシュリンの
働きを助けて血糖値を下げたり、
血圧を下げる働きがあります。
また、コレステロールの増加を防ぎ、
動脈硬化も予防します。
ポリフェノールの含有量は赤ワインの
36.9倍です。つまりワインの場合、
グラス約2杯分に含まれるポリフェ
ノールを、カカオニブでは、
大さじ一杯で摂る事ができるのです。
・テオブロミン・
カフェインに似た苦味の成分の
テオブロミンには、脳の血流を良くし、
集中力を高めたり、自律神経を整え
リラックスしたり、基礎代謝を上げたり
などダイエットにも効果があります。
また、動脈硬化、狭心症、高血圧の
治療薬として昔から用いられてきました。
・マグネシウム・
マグネシウムには心臓病や高血圧、
骨粗しょう症などの病気を防ぎ、
抗うつや不安感を和らげるのに必要な
ミネラルです。加工食品や外食が続いて、
野菜や果物を食べる量が少なくなると
不足しがちな栄養素の一つです。
カカオニブ100g中のマグネシウムの
含有量はプルーンの32.8倍あります。
・食物繊維・
100g中の食物繊維の量は、
ゴボウの11.9倍です。
カカオの食物繊維は、不溶性の
リグニンが多く含まれており、
腸の働きを良くして便通を改善します。
・アナンダマイド・
カカオニブには幸福感をもたらす
神経伝達物質のアナンダマイドも
豊富に含まれおり、アナンダマイドは
「幸福物質」と称される程の高揚感を
もたらし、リラックス効果や、
記憶力増進効果を示します。
・フェニルエチルアミン・
フェニルエチルアミン(PEA)は
恋愛ホルモンとも称されており、
恋愛をした時に脳内に放出される
神経伝達物質です。カカオにはこの
フェニルエチルアミンが含まれる為、
アナンダマイドと共に気分を高揚
させる効果があります。
カカオニブの効果的な食べ方
カカオニブの効果的な摂取量は、
体重10kgあたり一日小さじ1杯です。
つまり、体重が50kgの人は、
小さじ5杯が適量です。加熱すると
ビタミンやミネラルが壊れる為、
そのまま食べたり、シリアルや
ヨーグルトのトッピングにすると
良いでしょう。トーストに乗せて
はちみつやシナモンシュガーを
添えたり、バナナやブルーベリーなど
お好きなフルーツと合わせて、
スムージーにするのも美味しいです。
このようにカカオニブは、
心臓疾患や動脈硬化、便秘予防、
リラックス効果に有効な
成分の沢山詰まった主要な
スーパーフードとして
人気を集めています。
あまり馴染みのない食品なので、
挑戦しづらいかもしれませんが
比較的簡単に手に入り、調理などの
必要がなく楽に摂取する事が
できるので、毎日の生活に是非
取り入れて行きたい食品ですね☆☆
スーパーフードの恐るべし効果と美容効果
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