ココナッツオイルの効果と取り入れ方

ココナッツ特有の甘い香りが特徴の
ココナッツオイルは、免疫を高める
効果のあるラウリン酸を多く含む、
スーパーフードです。南アジアの
カレーや炒め物などの料理で共通する
あのエキゾチックな香りには、
ココナッツオイルが欠かせません。

①ココヤシは熱帯アジアのフィリピンや
マレーシア原産の、ヤシ目ヤシ科
ココナツ属の熱帯高木です。

②ココナッツオイルは、ココヤシの
果実、ココナッツの中にある白い
胚乳部分から摂られます。
胚乳から絞り出した液体を
ココナッツミルクとオイルに分離し、
油分を取り出したものです。

③コレステロールゼロの上、速やかに
消化吸収されエネルギーに変わる
中鎖脂肪酸を６５％も含み、体内に
蓄積されにくいオイルです。

ココナッツオイルに多く含まれる
中鎖脂肪酸は、体内で速やかに代謝
されるために脂肪として蓄積され
にくいのが特徴です。また、
中鎖脂肪酸からは体内で脂肪を
燃焼させるケトン体が合成されます。

ココナッツオイルの成分の約５０％を
占めるラウリン酸は、保湿効果に
非常に優れています。また、豊富に
含まれるビタミンEも、肌を美肌に保つ
効果があります。ヘアパックや、

ローション、スクラブなどの化粧品
としても利用できる、まさに
天然の保湿オイルです。自分で簡単に
出来る、ココナッツオイルを使った
美容法をいくつか取り上げます。

・コーヒースクラブ・

コーヒーを入れた時に出るコーヒーの
出がらしとココナッツオイルで簡単に、
スクラブが作れます。使い方は、
出来上がったスクラブで顔や腕などの
気になる部分をマッサージした後、

数分そのまま放置し、布でスクラブを
落とし、保湿効果の高いクリームを
塗るだけです。スクラブは洗い流しても
いいです。角質や毛穴の奥まで綺麗に
掃除でき、肌のくすみやざらつきを、

改善します。スクラブの作り方は、
コーヒーの出がらし１カップに、
ココナッツオイル１/2カップを混ぜる
だけです。それだけでも十分な効果を
得られますが、砂糖や塩を半カップ
加えるとさらに洗浄力がアップします。

・ヘアマスク・

ココナッツオイルには、保湿力や、
浸透力に優れたビタミンEに、地肌の
代謝を良くして髪を丈夫にする、
ラウリン酸などが豊富に含まれます。
それらの効果で髪にツヤと輝きを与え、
枝毛や切れ毛を防ぎます。使い方は、

ココナッツオイル小さじ１～２杯と、
はちみつ小さじ１杯をよく混ぜ、髪に
まんべんなく塗布します。次に
シャワーキャップやラップを巻いて
３０分から１時間放置します。
最後は、ぬるま湯でよく洗い流します。

・ローション・

ココナッツオイルは皮脂の成分に
近く、低刺激なので、敏感肌の方や
赤ちゃんの肌にもそのまま使える
天然のローションとも言えます。
洗顔の後に数滴、顔に薄く伸ばして
使えば、次に使う化粧品の浸透力も
アップします。唇の乾燥や、ニキビや
吹き出物、かゆみ止めにも効果的です。

ココナッツオイルの美容効果のある
摂取量は一日に大さじ２～３杯です。
ココナッツオイルのトロピカルな甘い
香りを活かして、チャーハンや、
焼きそば、ライスヌードル、カレーの

調味料として利用出来ます。また、
クッキーやマフィン、ブラウニーなどの
焼き菓子にバターの代わりに使えば、
簡単にサクサクとした
食感を出すことも出来ます。

・豆腐マヨネーズ・

ココナッツオイルは融点が低いので、
卵を使わずに、アレルギー体質の方でも
安心して食べられるマヨネーズが
作れます。木綿豆腐とココナッツ
オイルを１：１の割合で混ぜ、酢、塩
コショウで味を整えて出来上がりです。

・ドレッシング・

ココナッツオイルと酢を１：１の
割合で混ぜ、塩、コショウ、レモン汁、
砂糖で味を整えます。お好きな
ハーブや、チリソースを加えても

美味しくなります。ココナッツオイルは
気温が低いと白く固まってしまいます。
その場合は湯煎や、レンジで温め、
溶かしてから使うと良いでしょう。

スーパーフードの恐るべし健康と美容効果