ヤーコンの効果と食べ方

ヤーコンは、糖尿病や高血圧の予防、
整腸作用に効果的なスーパーフードです。
塊根は、シャキシャキとした食感と、
淡白な味で幅広い料理に利用でき、
茎葉部は乾燥させてお茶が作られます。

①アンデス山脈原産のヒユ科
ヒユ属の多年生草木です。日本では
主に北海道で栽培されています。

②塊根は食用に、
塊茎は繁殖用の苗に、
茎葉部はお茶として利用されています。
塊根、塊茎、茎葉は、
デンプンの変わりに、フラクト
オリゴ糖をたくさん貯蔵しています。

③塊根は、生では梨のような
シャリシャリとした食感、
加熱すると山芋のような、
ねっとりした食感になります。

④芋の皮色は初めは淡褐色で、
光に当たると赤くなります。
中の色は白やオレンジなど様々です。

ヤーコンはフラクトオリゴ糖の宝庫で、
その量はゴボウの約５倍です。

①整腸作用

豊富に含まれるフラクトオリゴ糖が、
乳酸菌のエサとなり増殖を促します。
その結果、腸の働きを整えて
便秘や肌のくすみを改善します。

②虫歯予防

フラクトオリゴ糖は虫歯菌の栄養源に
ならず、また、歯垢の原因となる
粘着性の不溶性グルガンも作られ
ないので、虫歯になりにくい食品です。

③ダイエット効果

フラクトオリゴ糖は人の消化酵素では
分解されない為、体内に吸収されずに
消化管を通過し、排出されます。
よって、脂肪として蓄積されません。

④血液正常化作用

血中の総コレステロール、中性脂肪、
血糖値、血圧を低下させ、
正常に戻す働きがあります。

ヤーコンには抗酸化性物質の
ポリフェノールが沢山含まれています。
ポリフェノールは細胞を攻撃して
ガンや動脈硬化、肌のしわや、たるみ
の原因となる活性酸素を除去します。

・クロロゲン酸・

ヤーコンの主要なポリフェノールは
クロロゲン酸です。抗変異原性という、
発生段階のうちにガン細胞の働きを
抑制する働きがあります。また、
日焼けした時にできる色素や
メラニンを除去する、チロシナーゼ
阻害活性作用もあります。

水や酢水にさらすか熱湯で茹でて、
アク抜きすると、変色を防いで
渋みも抜け、美味しく食べる事が
出来ます。ヤーコンを１００ｇ
食べれば、一日に必要なフラクト
オリゴ糖の摂取量をカバー出来ます。

・サラダや和え物・

スライスしてアク抜きしたヤーコンは
サラダや浅漬け、和え物にも良く
合います。粒マスタード、
オリーブオイル、バルサミコ酢に

和えて、ルッコラの上に散らせば、
オシャレなイタリアンサラダが
出来上がります。梅肉和えや、
酢味噌和えにしても美味しいです。

・炒めもの・

生のヤーコンをスライスして、
そのまま炒め、砂糖、醤油、みりんで
きんぴらにすれば、アク抜き
しないでも簡単に調理出来ます。

豚肉や牛肉の薄切りを加えれば
シャキシャキした食感にコクが加わり
ボリュームのある一品になります。

・揚げ物・

天ぷらやかき揚げ、フライにも
好相性です。ヤーコンを一度に
沢山食べる事が出来ます。

スーパーフード恐るべし健康と美容効果