ザクロの効果と食べ方

スーパーやジューススタンドでも
目にするザクロは、ビタミンや、
ミネラル、ポリフェノールが沢山
詰まったスーパーフードです。
フランス語では、グレナデンと呼ばれ、
カクテルに入れるシロップが有名です。

①西南アジア原産、ミソハギ科
ザクロ属の落葉小高木の果実です。

②日本には９２３年に
中国から渡来しています。

③国産は酸味が強いものが多く、
カリフォルニア産は特に甘みが
強い物が多くなっています。

④大きさは直径６～１０ｃｍ
くらいで先端がギザギザしており、
熟すと破裂します。

⑤中身に詰まった粒状の果肉である、
糖衣の部分を生食します。

・カリウム・

ザクロの果肉（種も含む）には
カリウムが、１００ｇ当たりに、
２５０ｍｇも含まれています。
カリウムは体内の余分な水分や
塩分を排出する働きがあるので、
むくみや高血圧を予防します。

・アントシアニン・

デルフィニジンやシアニジンなどの
アントシアニンが強い抗酸化作用を
示します。抗酸化作用とは、体内で
生成されるフリーラジカル（活性酸素）
を除去して細胞の攻撃を防ぐ働きです。

その結果、ガンや動脈硬化の予防、
肌のシミ、しわ、たるみなどに
効果を発揮します。また、体内での
脂肪蓄積を抑える作用もあるので、
ダイエットにも効果的です。

・タンニン・

エラグ酸などのタンニンが
チロシナーゼの働きを抑制し、
紫外線により出来たメラニン色素の
沈着を防ぎます。
また、ガン細胞の増殖を抑えたり、
心疾患の予防にも効果的です。

・ザクロの実（粒）の取り出し方・

先端のギザギザ下部分を包丁で
切り落とし、切り口に十字の切り込みを
入れます。切り込みを手で開いて、
中身の実を出して食べます。水を
入れたボウルの中で中身を掻き出すと

取り出しやすいです。取り出した実は
種ごと食べることも出来ます。
一度取り出すと傷みやすいので、
食べきれない分はタッパーや、
ジップロックに入れて、冷凍保存すると

良いでしょう。種には苦味が少しあるので
それが苦手な方には、丸ごと食べやすい
フリーズドライタイプや、それを粉にした
パウダータイプ、冷凍タイプもあります。

・ドリンク・

ジューサーにかけるか、ガーゼに
包んで絞れば酸味の爽やかな
ジュースが出来ます。お好みで砂糖や
はちみつを加えても良いでしょう。
煮詰めてシロップにして、ソーダ割りや
カクテルにも利用出来ます。

また、実ごと水に浸けて、レモンや
ライムのスライスを入れれば種の
成分も抽出でき、美味しい
デトックスウォーターが作れます。
水の代わりにホワイトリッカーを
使えば、果実酒も出来ます。

・サラダ・

サラダほうれん草やクレソン、
ニンジンサラダなど、色の濃い野菜に
トッピングすれば、鮮やかな赤い粒が
食欲をそそるサラダが作れます。
柑橘類のフルーツサラダや、
カルパッチョにも好相性です。

・スイーツ・

スムージーにスライスした、
フルーツやシリアルを乗せた、
スムージーボウルのトッピングに
良く合います。また、ヨーグルトや
レアチーズケーキ、ゼリーに入れても
美味しく食べる事が出来ます。

スーパーフード恐るべし健康と美容効果