マヌカハニーとは
マヌカハニーはフローラルな香りと、
奥深く香ばしい味に特徴がある
ニュージーランドのはちみつです。
はちみつは甘味料の中でも栄養価が
高い事で有名です。とりわけ、
マヌカハニーは数あるはちみつの
中でも特に、強い抗酸化作用や、
抗炎症作用で注目されています。
マヌカハニーの基本情報
①ニュージーランドと
オーストラリア南東部原産、
フトモモ科ネズモドキ属の
低木ギョリュウバイから
摂れるはちみつです。
②ギョリュウバイは、ニュージー
ランドの原住民マオリ族の言葉で
マヌカと呼ばれる事から、その蜜が
マヌカハニーと名付けられました。
③マヌカハニーには多くのビタミンや
ミネラル、酵素が含まれていますが、
特にメチルグリオキサール(MGO)の
強い抗菌・殺菌作用が、
他のはちみつとは一線を画します。
マヌカハニーの規格
・MGO値・
1kgのはちみつに含まれる、MGO
(メチルグリオキサール)の含有量を
示します。MGOはマヌカハニーの主要な
抗菌物質です。この数値が高いほど
殺菌力が高くなります。マヌカハニーの
1kg当たりに含まれるMGO含有量は、
他のはちみつよりも70倍以上も高い
30mgから700mgです。同じ
マヌカハニーでも、北島で摂られた
マヌカハニーの方が、南島で摂られる
物よりも多くなる傾向にあります。
・UMF・
UMFとはUnique Manuka Factor、
つまりマヌカ独自の要素を数値化
した物でMGOが発見される前に
考え出された基準です。
マヌカハニーに含まれている
殺菌成分を消毒液のフェノール溶液と
比較して測定されます。例えば、
UMF20+は、マヌカハニーの
殺菌力が20%濃度のフェノール
溶液と同じ効果を示します。
・NPA・
NPAとはNon-Peroxide Activity、
非過酸化水素活性の事で、
過酸化水素以外の抗菌料を表します。
これもUMFと同様、MGOが発見される
前からある制定された基準です。
健康・美容効果
・MGO(メチルグリオキサール)・
MGOはマヌカハニーの特有の
抗菌物質です。胃の中に存在する
ピロリ菌などの有害な腸内細菌を
殺菌します。ピロリ菌は胃潰瘍、
十二指腸潰瘍、胃炎、胃がん、
下痢などの原因の一つです。また、
口の中の虫歯菌であるミュータンスの
殺菌にも効果があります。
マヌカハニーの糖分である果糖(フルク
トース)とブドウ糖(グルコース)は、
虫歯になりづらい糖でもあります。
・抗炎症作用・
マヌカハニーの持つ抗炎症作用が、
のどの痛みや鼻詰まりなどの
風邪の症状を改善します。
マヌカハニーの
効果的な取り入れ方
・効果的な摂取量・
空腹時に小さじ1/2杯~
大さじ1杯のマヌカハニーを
そのまま食べる事が、抗菌作用を
活かす一番良い食べ方です。
空腹時に食べる事でマヌカハニーに
含まれるMGO(メチルグリオ
キサール)が胃酸の影響を受けずに
胃腸に届きます。一日に3~4回が
効果的な摂取量の目安です。
・木製のスプーンで・
金属製のスプーンは、MGO
(メチルグリオキサール)の活性力を
若干弱めます。その事から、木製の
スプーンや木製のハニースティックを
利用した方が効果が上がります。
・加熱上の注意点・
45℃以上に加熱すると、酵素などの
有用成分が失活してしまいます。
そのため、酵素の持つ抗酸化作用
などの効果を得るためには、
そのまま食べるのが良いでしょう。
一方、MGO(メチルグリオキサール)
は200℃の高熱で加熱しても
効果が変わりません。
・マヌカハニーの美味しい食べ方・
パンやパンケーキ、スコーンなど、
味の主張があまり強くない物に
塗って食べると、マヌカハニー特有の
味と香りを楽しめます。紅茶や
ホットミルクに良く合います。
マヌカハニーは一般的なはちみつ
よりも融点が高いので、温かい食品や
ドリンクに使うと伸びが良くなります。
このようにマヌカハニーは抗菌、
殺菌作用の他にも、インフルエンザ
予防やコレステロール値を下げる
働き、火傷や切り傷の治癒を早める
効果などもあります。
スーパーフードの中でも、比較的
効果が早く表れる食品です。
ただし、効果を実感するには、
MGO値やUMF値が高い物を
選ぶ必要があります。
スーパーフード恐るべし健康と美容効果
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