トマトの効能

身近な食品のトマトですが、
健康、美容効果の高い食品です。
トマトにはビタミンCや、
リコピンをはじめ、様々な
栄養成分が含まれています。

①南米アンデス山脈高原地帯原産の
ナス科ナス属の多年生植物

②日本には江戸時代に、長崎を
経由して伝わりました。最初は
観賞用として用いられていました。
日本人の口に合うように、
品種改良されたのは昭和以降の事です。

③生食用に好まれるピンク系トマトと
ジュースやトマトソースなどの
加工用に好まれる赤系トマトに
大別されます。品種は世界に
８０００種以上で、日本でもそのうち
１２０種が品種登録されています。

④小ぶりで甘さの強い
フルーツトマトは、塩分を含む
土壌で糖度が高くなるように
栽培されたもので、
特殊の品種ではありません。

・リコピンとは・

非常に強い抗酸化作用を持っている
リコピンは、カロテノイドの一種で
トマトの赤い色素です。
加工用の赤系トマトには、
生食用のトマトの二倍以上もの
リコピンが含まれています。

・リコピンの効能・

リコピンの強い抗酸化力により、
体内で発生するフリーラジカル
（活性酸素）の攻撃から細胞を
保護します。それによって、
血糖値やコレステロール値を下げる、

動脈硬化やガンを予防する、
喘息を改善する、しみ、そばかすを
防ぐなどの効果を示します。また、
チロシナーゼという、日焼けの
原因物質であるメラニンを作り出す

酵素がありますが、この働きを
抑えてくれます。その結果、
肌を美白に保ちます。更に、
脂肪を燃焼させる効果もあります。

・リコピンの摂取量の目安・

リコピンの効果的な一日の摂取量は、
１５～２０ｍｇです。この量は、
大きめのトマトでは二個分、

トマトジュースでは１６０～２００ｍｌ
でカバーする事が出来ます。リコピンは
油に溶けると吸収率が上がります。

その為、生のトマトよりも、
ドレッシングやオイルをかけて
食べたり、トマトソースにしたり
するとより良いでしょう。
トマトジュースなら油を使っている
料理と共に飲む事が効果を上げます。

・濃縮される旨味成分・

生でも十分に優れた健康、
美容効果を発揮するトマトですが、
加熱すると更に栄養価がアップします。
トマトの旨味成分である
グルタミン酸が、加熱により凝縮
されるのでコクが一層増します。

・リコピンの吸収率向上・

トマトを焼く事によって細胞膜が
破壊されるので中に含まれるリコピンの
吸収が良くなります。リコピンの持つ
効果は、加熱によっても減少しません。

・焼きトマトダイエット・

トマトを焼く事で、糖度も凝縮します。
糖は満腹中枢を刺激するので、
生食よりも満腹感を得られ、腹持ちも
良くなります。また加熱する事により
脂肪燃焼効果が高まり、代謝の速度が

アップして脂肪の蓄積を防ぐ事が
出来ます。焼きトマトダイエットは、
二週間から１ヶ月で体脂肪率や
体重を落とせるダイエットです。
やり方は毎日食前に、焼いたトマトを

食べるだけです。一日に食べる量は、
中から大サイズのトマトなら２個、
プチトマトなら、１パックです。
焼きトマトはまとめて作って、
タッパーに入れて冷蔵庫で保存
しておけばすぐ使えて便利です。

スーパーフード恐るべし健康と美容効果