玄米の効果
玄米が身体に良い事は有名ですが、
その効力はスーパーフードとして広く
認められる程です。生成される過程で
失われる、食物繊維やビタミン、
ミネラル、タンパク質が豊富に
残っています。玄米だけでは
香りや、食感に抵抗を感じる
方も多いようですが、気軽に美味しく
取り入れられるレシピも沢山あります。
玄米の基本情報
①イネ科イネ属の穀物の種子で、
もみがら(籾殻)やヌカ(糠)を
取り除いていない、
精白される前の米の事です。
②茶色の薄皮がぬか層で、
種子(玄米)の内部にある成長して
芽になる部分が胚(胚芽)です。
③ぬかと胚に、ビタミンB、
ビタミンE、カルシウム、
食物繊維などの栄養素が
約95%が凝縮されています。
④玄米は水の吸収率が悪い為、
普通の炊飯器で炊くと、硬くボソボソ
とした食感になります。圧力鍋や
玄米対応の炊飯器で炊くと、
食感が良く美味しくなります。
⑤少し発芽させた状態にした、
発芽玄米は玄米よりも消化、味、
栄養価が良くなっており、
普通に炊飯器で炊く事が出来ます。
玄米の健康・ダイエット効果
・オリザノール・
ぬかに多く含まれるオリザノールは、
血行を良くしてコレステロール値を
下げ、高脂血症や自律神経失調症を
改善する働きがあります。また、
脳の視床下部を刺激し、更年期障害や
老人性認知症を暖和します。
・マグネシウム・
マグネシウムは心臓病、高血圧、
高脂血症、糖尿病、血糖値などの
予防、改善に効果があります。
多量のアルコール摂取や、
加齢と共にマグネシウムの吸収率も
落ちるので、食品からの摂取が
欠かせない栄養素の一つです。
・食物繊維・
ビタミンB1は糖質の代謝を促して、
脂肪に変換されて蓄積するのを
抑えたり、疲労を回復させる働きが
あります。ビタミンB2も脂肪代謝を
促進させる、ダイエット効果を
もたらすビタミンです。新陳代謝を
活性化させて、肌の老化を抑えます。
・イノシトール・
イノシトールにはコレステロール値を
下げる働きがあります。また、
肝臓に蓄積された中性脂肪を除去する
事から、脂肪肝の予防や動脈硬化の
抑制などの効果を示します。
玄米の食べ方
玄米は普通に炊飯器で炊くと
食感が悪い為、玄米対応の
炊飯器か、圧力鍋を使って
炊飯すると良いでしょう。
・圧力鍋での炊き方・
6時間から9時間浸水してから
炊き始めます。浸水する時に、
水に少し塩麹を混ぜると旨味が
増します。水の量は米の1倍から
1.5倍です。火にかけ、圧力が
かかったら弱火で15分炊き、
火を止め自然冷却させます。
圧力鍋のタイプによっても
多少異なるので、詳しくは
説明書を参考にして下さい。
・発芽玄米の作り方・
40度くらいのぬるま湯に6時間以上
浸けます。それだけで玄米が発芽して、
エネルギー代謝を阻害する成分の
アブシジン酸を無毒化します。
アミノ酸の一種GABA(ギャバ)も、
これで増加します。ギャバには
抗ストレス作用があり、ドーパミン
など神経を興奮させる物質の過剰分泌
を抑え、気持ちを落ち着かせます。
・寝かせ玄米の作り方・
発芽玄米を更に、発酵させた物です。
大豆、塩、玄米をボウルに入れて
ラップをし、夏は一日、冬は
2、3日放置して発芽、発酵させます。
芽が出てプクプク泡が出てきたら、
そのまま炊飯器に入れて炊き上げます。
柔らかくなって食べやすく、GABAの
量も増加するのが特徴です。もちもち
になっておこわのような食感です。
このように玄米には、白米の
何倍もの優れた栄養素が含まれて
います。調理に手間がかかるという
欠点がありますが、時間をかけて
でも取り入れる価値のある
スーパーフードです。また、
炊飯器でそのまま炊ける状態に
あらかじめ加工された、発芽玄米も
販売されているので、上手に
取り入れると良いでしょう☆☆☆
スーパーフード恐るべし健康と美容効果
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